見どころ
空海が愛媛県四尾山で一夜を過ごしていると、南の空が輝き、楠の前に子供が現れ、「お地蔵様を彫って人々を助けてほしい」とお願いされた。 空海は仏様が姿を変えて自分にお願いしたことだと考え、楠に延命地蔵菩薩を彫ることにした。しかし、もう少しで完成するところで、天邪鬼が朝を知らせる鳥の鳴き声をして、空海の邪魔をしてきた。 空海は夜が明けたのだと思い込み、片耳を彫り残した状態で旅にでてしまう。 この伝説から、延命地蔵菩薩は耳欠け地蔵と呼ばれ、耳の病にご利益があるとされている。また、生えている楠に延命地蔵菩薩を彫ったため、生木地蔵と呼ばれるようになった。 1954 年の台風によって延命地蔵菩薩が彫られた楠は倒れてしまったが、本堂の横に鎮座されている。 周囲 9~10m、樹齢 1,200 年と想定されている。
境内図
写真
本堂
大師堂
霊木